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能力低下防止のための「熱交換器メンテナンス」とは

熱交換器は、異なる温度の2つの流体(気体や液体の総称)の間で熱を移動させる機器です。熱交換器にはいろいろな種類があります。構造がシンプルな「シェル&チューブ式」は古くから使用されているものです。胴体部(シェル)と、それに収められた伝熱管(チューブ)それぞれに、液体を通して熱交換を行います。

しかし、チューブ内にスケールと呼ばれる水垢や、泥・微生物が付着すると熱交換能力が低下してしまうため、熱交換器メンテナンスが必要です。シェルを分解して長いブラシを入れて洗ったり、薬品を使ってスケールの除去をしたりします。薬品には酸が用いられ非常に危険なため、専門業者による作業が必要です。「ガスケットプレート型」は、積層した伝熱プレートの間に2つの液体を流して熱交換を行うものです。

締め付けボルトを外すと容易に分解できるため、メンテナンス性に優れ、部品交換のほか、ブラシや高圧洗浄機を用いたプレート洗浄も自分で行うことができます。機器内の圧力は下がっているか、機器内の液体は十分に排出されているかなどに注意し、付属の説明書もよく読んで作業を始めましょう。トラブルが発生している場合は、発生個所や度合いなどを事前に記録しておきます。ただし、こうした熱交換器メンテナンスを自分でする場合、不完全な洗浄によるスケールの取り残しや、無理な締め付けによる伝熱プレートへのダメージ、ひび割れや小さな穴の見落とし、などのリスクが生じる恐れもあります。

現在は、全プレートを分解してメーカー工場に送り、プレート洗浄やガスケット交換などを行って返送してもらう、という熱交換器メンテナンスの仕組みが確立しているそうです。数週間を要するということですが、これを利用してみるのも良いかもしれません。

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