最近は昔に比べて国内の不動産の価値が下がっているため、昔ならばあまり考えられていなかった持ち家と賃貸物件の比較がよくされています。持ち家が良いのかそれとも賃貸物件の方が良いのかと言う争いがある中で、なかなか決着がつかないわけです。これは当然の話であり、決着がつくわけがありません。何故かと言えば、それぞれ良さがあり一方でデメリットも存在しますが結局どちらの方がその人にとって多いかと言う部分が重要になるわけです。
例えば、ずっとその土地に住み続け、土地の値段が上がっていくとすれば持ち家の方が良いと言う判断になるでしょう。そこには資産価値があるからです。この場合賃貸物件に勝ち目はありません。ですがその一方で、土地の値段が下がってしまうような地域の場合は、借りている物件の方が将来的には負担が少なくなります。
ただこれはあくまで資産的な価値を第一と考えた場合であり、すべての人が資産的な価値を第一に考えているわけではありません。言い換えるならば、住宅そのものを投資物件として考えているかそうでないかと言う違いになります。もし投資物件として考えていないならば、仮に土地の値段がいくらか下がったとしても、一戸建て住宅等に住む喜びがあるとすれば、そこに家族で住むことで家族の思い出ができる可能性の方が高いです。実は、大抵の場合住宅を所有している人でも賃貸物件を所有人いる人でも不動産投資のことを考えているわけではありません。