注文住宅づくりで後悔しないために、いくつか覚えておきたいことがあります。まずは間取りですが、現在の家族構成や生活スタイルに合わせるのは当然のこととして、将来的に変化が生じた時に対応できるように可変性のある間取りにすることも重要です。子供部屋や寝室等は特に可変性をもたせることが大事になりますので、設計の段階で考慮して決めることをお勧めします。造り付けの家具等も変えられないパーツの一つとして、後々に問題になるかもしれません。
後から手を加えられないようなつくりにする場合には、その場所が状況によって変える必要がないものであることを確認する作業が必要です。家事動線や生活動線に配慮することも忘れてはいけません。自由に間取りを決められる注文住宅では、見栄えを重視して決めることが多いので、家事動線に関しては住み始めてから失敗したと気づくケースがあります。普段の作業を意識しながらどのような動きをするのかを考えた時、家事効率が上がるような間取りの形が見えてきます。
これは作業をする人自身が考えないと分からないことも多いので、当事者がイメージをしてみてもっとも良いと思えるような間取りにすることがとても大切です。収納の場所や大きさをしっかりと考えてつくることが、注文住宅を成功させるためのポイントの一つです。各部屋に何を収納するのかを明確にして、決められた場所に簡単にしまえるように環境を整えることが求められます。